今回取材させていただいたのは、山梨県に本社を置き、AWAUMI富士河口湖リゾートでジャッジプライスを導入いただいている株式会社 古名屋様です。
取締役の伴野仁信様に、ジャッジプライス導入の経緯と、実際に導入されてみての変化を伺いました。
ジャッジプライス導入の経緯
ジャッジプライスを知ったきかっけや、導入検討時に抱えていた課題を教えてください。
ジャッジプライスを知るきっかけとなったのは展示会です。RPAを使って人を介さずに自動で業務が進むのが魅力だと思いました。
レベニュー業務は、料金についての意思決定をできる人が担う必要があります。弊社の場合、グランピング事業においては、意思決定をできるのが経営者である自分しかいないという課題がありました。
レベニューにかけていた時間としては月に2,3時間ほどです。たいした時間ではないかもしれませんが、頭のどこかでは、常時意識しておく必要はあります。スタッフに引き継ぐ業務でもないし、経営者である自分が毎月そこにリソースを割くというのももったいないと感じていました。
最初ジャッジプライスに期待していたことはありましたか?
工数削減と客室単価の向上ですね。
他社ツールと比較検討はされましたか?
大手のツールやAIを使用しているツールも検討しました。ただ自分自身がAIについての知見がそれほどないので、AIをどこまで信じていいのか不安があったのと、AIだと提示された料金に対して、毎回自分が意思決定をしないといけないので、結局工数がかかるという部分がネックになりました。
今回のツール導入にあたっては補助金を使う想定だったこともあり、導入までの初動が早いツールである必要もありました。ジャッジプライスはその条件に当てはまっていたことと、最初に価格テーブルを作ってしまえばいい、という運用面でのわかりやすさも魅力に思いました。
実際にジャッジプライスを導入してみて
経営面での変化を教えてください。
期待していた2つの点が叶いました。1つは工数の削減。2つめは客室単価の向上です。
稼働させてみて、自分のレベニューに関わる工数はほぼゼロになりましたし、平均客室単価は7,000円ほど上がり、1割程度上がったことになります。
ジャッジプライスの月額費用と比較しても、月7件以上の予約がとれれば単純にペイできます。
コスパや投資効率という点でも満足しています。現に、工数がゼロになったことによって、経営幹部としてグランピング事業以外での本社に関わる仕事時間が増えた印象がありますね。やはりジャッジプライスの導入は正解だったと思います。
お客様の声に変化はありましたか?
平均7,000円ほど単価が上がっていますが、導入前と比較しても特に口コミに変化はありませんでしたね。
もちろん価格の設定ということとは別軸で、顧客満足度の追及をしています。グランピングとホテルの違いとして、食事はバーベキューがメインで決まっているなど、サービスの物理的量が少ないので、設備投資にお金をかけています。具体的にはプールに貸出浮き輪を設置したり、ワインの飲み放題を新設したりと、スタッフにはその準備に時間を割いてもらっています。
ジャッジプライスとしてはグランピング施設初のユーザーになります。グランピングやヴィラでのジャッジプライス導入はどうですか?
単価が上がるんだから導入してみたらいいんじゃないですか?のひとことです。元々グランピングという事業の特性上、単価を上げやすい価格で販売しているので、20,000円を21,000円に変更して販売したところで急に売れなくなるということはありません。
オペレーション面での変化を教えてください。
今は海外のお客様も増えてきて、英語での接客も必要になっています。英語が話せるスタッフが現在は自分1人なので、そこは今後強化していきたい部分でもあります。
どのような施設にジャッジプライスをおすすめしたいですか?
工数の多い施設におすすめしたいです。たとえばプランの数が多いところなんかは、客室数が少なくても工数がかかってしまいます。同様に、1部屋あたりの宿泊人数が多いところなんかも良いかと思います。
導入検討時との導入後でのギャップはありましたか?
ギャップは特になかったです。事前にしっかりと説明を受けたことと、理解が正しくできたのもあると思います。あと、これはギャップではありませんが、担当者の世代が近かったのも良かったですね。気軽に相談ができるような関係性も魅力の一つかなと思います。
改善要望があれば教えてください。
特に不満はないですね。むしろPCの環境などの不備が起きた時に、自分たちが気付くより先にご連絡いただくことも多く、サポートという部分でも安心してお付き合いができています。