こんにちは。
船井総合研究所の井筒です。
今回は、『経営者が”今すぐ”考えるべき宿泊業DX』についてお伝えしたいと思います。
これから5年間の宿泊業における課題
2022年もすでに6月を迎え、折り返しに差し掛かっています。
普段、お打ち合わせをさせていただいている宿泊業施設の皆様から伺う実績も、
今回のGWは、コロナ以前を超える実績を出された施設が多く、
ようやく明るい兆しが見え、宿泊業界全体が前向きに進んでいけそうな雰囲気が感じられ、
嬉しく思っております。
ここ数年続いてきたコロナ禍では、これまでの延長で物事を捉えることができない中、
社内の体制変更を余儀なくされた施設もあったかと思います。
ここからの宿泊業経営はどう歩んでいくべきなのか?
どう歩んだ施設が生き残っていけるのか?
その答えは、ここから5年間のトピックスと課題から考えていきたいと思います。
現在行われている県民割・ブロック割、
そして時期未定のGoToトラベルなど、
国内旅行需要への対応がしばらくは続きます。
そののちに、大阪万博や待ちに待った外国人旅行者の受入環境整備などがやってきます。
起きた事象に対応していくことはもちろんですが、
可能ならば「予め用意をしておきたい!」とするならば、
真っ先に取り組んでいただきたいことは、【人手不足への対応】です。
2022年後半のキーワードは「アナログトランスフォーメーション」
皆様の施設で、「この人にしかできない」「この人だから上手くやってくれている」というような業務はありますでしょうか?
ほぼ全ての施設で行われている【レベニューマネジメント】はまさに、 経験と勘に依存する業務の代表格ではないかと思います。
当然、レベニューマネジメントの手法を理解していなければならず、 かつ地域性や施設の特徴を理解し、考慮し、 1年365日、適切なタイミングで適切な価格にコントロールをする、 ”熟練業務”にあたる大切な仕事です。
こうした熟練業務には、担当者の個性も出ます。
「強気に価格を出す」のか、「弱気な価格設定をする」のか。
「毎日細かく設定する」のか、「ついつい後回しにしてしまう」のか。
「競合の動きをどう捉える」のか、「自社のブランドをどう捉える」のか。
熟練業務を極めてもらい、自社の人材として育てていくことは重要です。
一方で、そういった人材を何人育成しきれるか、 かつスキルにムラやバラツキがなく身につけてもらえるかどうかが、 業績にダイレクトに直結するということも珍しくありません。
こういった熟練業務を棚卸し、 可能な限り標準化・脱属人化・分業化していくのが、
「アナログトランスフォーメーション」です。
これはまさに経営者が決断する仕事、「DX」の第一歩です。
“5年後も生き残る”ための経営術として、 宿泊業経営者がどのようにDXに取り組んでいくべきなのか、 無料のダウンロードレポートに詳細を記載しております。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは、次回の配信も楽しみにお待ちください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!