船井総研グループ会社で人材採用の支援を行うHRForceの井口です。
今回は、「宿泊業界で人材を採用するには?」をテーマに明日から使える情報をご紹介いたします。
▽ご紹介すること
1.宿泊業界の採用トレンド
2.人材獲得成功企業の、求人原稿のポイント
▽支援先の企業様の事例
①K社様(熊本県阿蘇市 / 旅館)
・募集職種:フロント・清掃員
・改善前の課題:ハローワーク、無料掲載ツールを活用するも、応募が0件
・改善後の成果:掲載後15名の応募を獲得
②U社様(沖縄県那覇市 / シティホテル)
・募集職種:夜勤ホテルフロント・送迎ドライバー(アルバイト)・清掃スタッフ
・改善前の課題:求人検索エンジン、ホテル業界専門媒体を使うも応募が0件
・改善後の成果:たった半月で応募を8件獲得
1. 宿泊業界の採用トレンド
厚生労働省が発表する、最新の雇用状況のデータ(*1)によると、
全産業の今年2月の新規求人は前年同月と比較すると10.4%増となりました。
産業別にみると、宿泊業は最も増加率が高く、37.2%増という状況です。
新規の求人を掲載する企業数が増えていることから、
1人の求職者を獲得する競争率が非常に高くなっていることは
皆様も実感されていらっしゃるかと思います。
一方で、日本政府観光局(JNTO)の1月の発表(*2)によると、
訪日外国人客数は、コロナ前の2019年1月と比較するとまだまだ55.7%の水準のため、
今後さらに旅行者は増加し、人材獲得の競争率はさらに高くなることが予測されます。
*1参照先:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年2月分)について」
*2参照滝:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2023年1月推計値)」
2.人材獲得成功企業の、求人原稿のポイントとは?
競合会社の求人がweb上にあふれる中で、
「どこに掲載するか」と同じくらい「どんな求人を掲載するか」がとても重要になります。
本日は、成功企業様が共通して実践している「求人原稿作成」の基本をご紹介いたします。
①ターゲットを決める
・自社の求人にメリットを感じる求職者はどんな方なのか?
ターゲットを明確にしましょう。
例:夕方に子供のお迎えに行く必要がある、早朝帯の勤務を希望する主婦の方
例:語学を活かしたい、留学経験者の若手
②①のターゲットが求める言葉を入れる
・求職者が感じるメリットをしっかりと記載しましょう
例:夕方に子供のお迎えに行く必要がある、早朝帯の勤務を希望する主婦の方
→「短時間勤務可能」「早朝出勤・固定シフト可能」「お子さんのお迎え時間帯には上がれる」
例:語学を活かしたい、留学経験者の若手
→「宿泊者の〇割が訪日外国人のお客様です」「研修制度も充実」「OJTで業界未経験でも安心」
③懸念されることを払しょくする言葉を入れる
・【懸念1】勤務時間帯、残業が多くないか?
人手不足とともに残業時間が課題になるなど、業務にハードな印象を持つ求職者が多くいらっしゃいます。
固定の時間帯で働けるのか、残業はどの位あるのか、情報が具体的であるほど、求職者も安心します。
また、日勤帯のみ、もしくは早朝シフト専従など、
働く時間帯ごとに募集を分けていく、というのも反響が上がるため、おすすめです。
・【懸念2】業務内容、自分にもできるのか?
フロント業務のみなのか、宿泊予約業務やキャッシャーなど兼任するのか、
求人を見た求職者が、直接的に働くイメージと結びつくような情報の記載を行いましょう。
媒体の選定方法や、より詳細の求人原稿の作成方法については、
資料でもご案内をしておりますので、是非ご活用ください。
皆様の採用活動のお力になれればうれしく思います。