昨今の値上げラッシュで、なにもかも値段が高くなりつつありますが、
宿泊業の値上げは、電気代など固定費が高騰しているにもかかわらず、少々弱気な気がしております。
「値上げをしたら、集客が減るのではないか」
「ほかの競合店舗にお客様を取られてしまうのではないか」等、
値上げをするのは“恐い”と感じている方も多いのではないでしょうか。
やはり多くの施設では、目標売上まで近づけるために、稼働率を上げようと、結局値下げに走ります。
人手が足りていないのにもかかわらず、稼働率を上げては、
サービスの質が落ちる・清掃が行き届かない・残業が増え従業員が疲弊する等、
悪循環が加速してしまいます。
そこで、宿泊業ならではの適正な値上げが必要です。
宿泊業は、
「人気のある日は高く、人気のない日(平日、閑散期)は安い」
という考え方が一般的になっている稀な業界です。
その特徴を活かし、
”土曜日の中でも、より人気の高い日は、強気な価格”
”平日の中でも、より人気の高い日は、通常の平日よりも強気な価格”
といったように、細かくこまめに値段を変えることで、お客様からクレームが起きることなく値上げすることができます。
この価格設定をうまく活用している宿泊施設では、
通常稼働率80%で到達する売上を、稼働率67%で上回ることが出来ました。
(※神奈川県シティホテル2023年4月実績)
稼働率80%以上では、人手が足りず、業務がひっ迫していましたが、
稼働率70%程度であれば業務がまわりきるため、適切な値上げは人手不足対策にも繋がったとお話をうかがいました。
値上げに対してネガティブな印象を抱きやすい日本人ですが、一律値上げをしないことで、
その印象を抑え、人手不足対策・売上アップに貢献することができます。
値上げラッシュ・慢性的な人手不足である今、宿泊業界こそ賢く値上げをしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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