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船井総合研究所の井筒です。
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査※」で2023年1月の数値が発表されました。
※ゴルフ場に関するデータでは、売上高、利用者数、平均営業日数、営業ホール数、従業者数及びキャディ数が公表されています。
2022年12月の発表を振り返ってみますと、下記の数値が速報資料で公表されていました。
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売上高:7,156百万円で前年同月比▲4.3%と10ヶ月ぶりの減少
利用料金収入:5,043百万円で同▲4.3%と10ヶ月ぶりの減少
平日利用料金収入:3,033百万円で同▲3.8%と8ヶ月ぶりの減少
土・日・祝日利用料金収入:2,011百万円で同▲5.0%と2ヶ月連続の減少
当月の利用者数合計:669,963人で前年同月比▲8.3%と2ヶ月連続の減少
会員利用者数:199,494人で同▲9.3%と4ヶ月連続の減少
非会員利用者数:470,469人で同▲7.9%と2ヶ月連続の減少
平日利用者数:443,833人で同▲8.2%と2ヶ月ぶりの減少
土・日・祝日利用者数:226,130人で同▲8.6%と2ヶ月連続の減少
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続いて、2023年1月の数値は、下記となりました。
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売上高:5,319百万円で前年同月比▲1.1%と2ヶ月連続の減少
利用料金収入:3,777百万円で同▲0.5%と2ヶ月連続の減少
平日利用料金収入:1,841百万円で同1.8%と1ヶ月ぶりの増加
土・日・祝日利用料金収入:1,936百万円で同▲2.5%と3ヶ月連続の減少
当月の利用者数合計:531,955人で前年同月比▲4.9%と3ヶ月連続の減少
会員利用者数:186,013人で同▲4.8%と5ヶ月連続の減少
非会員利用者数:345,942人で同▲5.0%と3ヶ月連続の減少
平日利用者数:289,230人で同▲2.5%と2ヶ月連続の減少
土・日・祝日利用者数:242,725人で同▲7.6%と3ヶ月連続の減少
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2022年12月に比べて前年同月比での下げ幅は減少しておりますが、
向かい風の状況が続いていることは間違いないようです。
何より利用者数が減少傾向を続けています。
以前は「ゴルフブーム」がメディアでも取り上げられていましたが、
現在は旅行・観光施策がよく取り上げられています。
客数が減少する中で、原価や人件費が上がっているという部分が経営リスクとして大きな部分を占めます。
エリアによっては、価格競争が激化しているところもあるようです。
価格競争に挑みにいくのか、差別化をはかりにいくのかは、各ゴルフ場にとって重要な選択になります。
「価格戦略」という点で、タクシーの変動料金制(ダイナミックプライシング)が5月から可能になる、という方針が国土交通省から発表されました。
事業者は通常運賃と比較して、5割引き~5割増しの範囲で料金を設定できるようになる見込みです。
空いている時間は安めの料金で、終電後や雨天などの混雑時は高めの金額で設定される、お客様は料金を事前に確認して利用するため、高めの金額であっても納得した上で利用する形式となります。
時間帯や天候に需要が左右される、お客様は事前に料金を確認してから利用する、という点ではゴルフ場も同条件です。
タクシーの変動料金制には注目しておきたいですね。
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